かなり久々の製作で若干不安だった干焼蝦仁 = エビチリ
バナメイエビが安かった。20尾弱で税抜211円( 定価ではない )。 鶏モモ肉の単価が牛肉とさほど変わらぬ昨今、主食の材料はすでに豚肉に限られて来ている。そんなマンネリな中でこの価格の素材に手を出さない手はない。干焼蝦仁・エビチリは、昔はタレからすべて手づくりしていたが、便利な中華料理の素シリーズ *1 はとてもお手頃、153円。これで十分じゃないか、いい時代だ、迷わず活用。でも、しばらく( かなり )エビは料理で扱ってない、しかも、ブラックタイガーでなく、バナメイエビという。大丈夫なんだろうか。
魚介モノは例に漏れず下拵えを入念に
解凍もののバナメイエビ🦐。まずサッと水洗いしてから多めの塩と酒を馴染ませて20分位置いた後、優しく再び水洗い。エビの足元( 腹側 )から背に向かって殻を剥いて尻尾の一節を残しておく。
次は、背に0.5センチ程の切込を入れてやると、背わたが コンニチワ! と顔を出すので、それが尻尾までしっかり繋がってることをイメージしてこれまた引っこ抜く。結構スムーズ&キレイに取れる。背に竹串を刺して取るケースが多いようだが、この方法だと個人的にストレス無く作業できる。
それから実は、actually、エビの尾の先端には⽔分がたっぷり⼊っている。天ぷらやフライにする時、これを処理しておかないと、油鍋とその前にいる⼈間が大変な被害を被ってあちこちヤバいことになるやつだ。しかも、これまでしっかり⽔洗いしたと⾔えど、ここの⽔分にも若干においが残っているに決まっているので、絶対に処する。
手前が Before、奥が After。 エビは熱が⼊るとこれでもかと丸まっていくので、ぎゅっと固い弾丸にならないよう、腹側に3カ所1ミリ未満程度の切れ込みも加えた。*2
そして最後に仕上げの再度洗いを入れる。少々の⽔と塩・⽚栗粉をこれでもかとかけて優しく混ぜ込み、ありとあらゆる隙間に片栗粉を侵⼊させるイメージで馴染ませ、しばらく置いたらまた流⽔で流そう。これでやっと下処理完了だ。
すごい片栗粉まみれ。
鍵となるのは衣の厚さと弱火
今度は、衣として⽚栗粉をまぶす。それが満遍なく整ったら⼤さじ5程度、揚げ物ではないけど若干多めかな?と思う位の油でエビを揚げ焼きにする。 弱火で。 火加減次第でプリプリに仕上がると、例の中華調味料の箱ウラのレシピに書いてあった。読んでた自分、グッジョブ。( Good Job !)
エビに火が通ったら別皿に取り出して、例の中華調味料のレトルトのソースをフライパン🍳であたため、それをぐつぐつ⾔わせてるところにエビを戻し、多めのみじん切りにした⻑ネギを最後に投⼊してヘラをひと回ししたら、完成。今回サラダ菜を添えたが、紫と緑のレタスサラダがあったんだった、⾒栄え的にもそっちにすれば良かったかな。
ブラックタイガーエビを⾒かけなくなって久しい。バナメメイエビは 干焼蝦仁・エビチリにするには⼩さいんじゃないだろうか。という事は、今晩の主膳は「 ミニエビチリ 」になるだろうと銘打って調理作業に取り掛かりはじめたものの、出来上がってみればまあまあ⽴派な⼤きさ。捨てたもんじゃない。衣の⽚栗粉をケチらず⽔分を含ませてたっぷり付けたのが功奏したか。
***