凡食賛美

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平泉・奥州藤原氏の浄土思想を尊重する蓮根の最大限活用 | 蓮根の梅マヨ&蓮根チップ

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蓮の花の美しさ、蓮根の旨さを実感する蓮根の2段活用

 奥州・平泉、中尊寺。 主たる施設の 金色堂 には、奥州藤原氏 が 初代から4代まで眠っている。初代の頃から 源義経 を預かるなど、政治力と財力を豊満に蓄え、栄華の往時はさぞ美しく が咲き誇っていたであろうと思う。奥州藤原氏は、平泉という里を、極楽浄土のような街につくっていたのだから。*1*2





 それはさて置き、100グラム当たり69円という破格でレンコンがセールされていた。これは買わねばなるまい。







 ここで下記レシピを参考にする。複雑な味は好きじゃない、シンプルがいい。





まずは蓮根の下処理、酢水に浸すのは割愛

 皮をピーラーで剥く。どうせ、薄切りの輪切りにするので、ピーラーが使いやすい大きさに分割する。







 あ、安かったのは少し訳ありの商品も混じってるってことね、大丈夫、農家さん、このくらい何でもない、他の部分の品質はすこぶるいいから、丹念に取り除きますよ。酢水に浸ける必要もなさそう。




水には晒す、表面の澱粉質を落としたいから。





思いつきでつくる蓮根の梅マヨ

 スライスしたレンコンをレンジでチン。1.5分ぐらいかな、食感良く、サクサクが残るように。







 頂き物の南高梅。ほんのり甘さの入った塩味・酸味控えめのやつ。普段こういうものは買わないのでどう使って良いか分からなくなる。が、マヨで和えればよろしいではないか。




ある日の#つくりおき晩御飯。




ポテトチップより旨いかも蓮根チップ

 スライスしたレンコンに片栗粉を振って揚げ焼きにするだけ。超簡単だけど、油の量は少し間違っただけで大失敗する、注意が必要。







 ポリ袋にスライスレンコンを入れて、片栗粉を適当な量振り入れて袋の口を縛りバサバサとやって満遍なく塗す。







 油の香りが付かないキャノーラ油で揚げていく。昨今スーパーではサラダ油のセールを見かけない。キャノーラ油は時々「 お一人様3本まで 」とかやっているので、値段に納得いく時に限界まで買いだめして冷暗所に保管する。ところでサラダ油とキャノーラ油の違いは何なのか。







・ キャノーラ油

 キャノーラ油はサラダ油です。 精製の度合いを高めた良質の食用油のことを「サラダ油」といいます。


・ サラダ油

菜種、大豆、とうもろこしなどを原料にした植物油。 精製度が高く、低温でも品質が変わらないため、サラダドレッシングなどにそのまま使えることが名の由来。 香りにくせがないので、あらゆるメニューや調理法に適している。





こんがり揚がった。




 要するに、キャノーラ油は原料が菜種油 Only なのに対して、サラダ油は複数いずれかの原料の油ということらしい。




こういうのには、アジシオが一番いい。







 こんな感じの副菜。( ツマミとも言う ) たくさん揚がったチップは、家人の胃袋にあっという間に消えましたとさ。



お題「 ささやかな幸せ」




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*1:藤原氏4代目・泰衡公の首桶から100粒もの蓮の種『 中尊寺ハス 』が発見されている。

*2:ぜひ、平泉の周遊おすすめ。